こうして24年の歳月を経て世界遺産登録のキャンペーンソングとして採用された 『Let’s Go Meiji Isan』は、若干の改変を経て、キャンペーンレディMI6の歌声によって陽の目を見ることとなりました。C.I.T.Y.がリリースした正規海賊版のほか、T-palletからリリースされた『JAPAN IDOL FILE 2』にも収録されています。   そして、今回発表されたデモは、MI6のバージョンとは若干歌詞が異なっています。マンションの一室で行われた青さ溢れるレコーディング風景を想像しながら聞いてみてください。

今回のデモ発表は、「JAPAN IDOL FILE2」のリリースになんとか乗っかって美味しい思いをしたい！というC.I.T.Y.メンバーの下世話な願望が含まれております。下世話な願望というものは強力なもので、当時のデモテープを松尾の手によってリマスターまでさせてしまいました。元の良さを残しつつ細部をトリートメントしています。こちらもご賞味ください。

西南学院大学に通いながらシューゲイザーバンドでベースを担当していた松尾宗能（のちのインスタントシトロン・ベーシスト）。彼が当時、福岡で活動していたINO hidefumi氏らと結成していたバンド・ラブライツの持ち曲として披露されていた1曲。当時のテープ音源をRKBラジオ ドリンクバー凡人会議でOAしたところ、反響が大きかったため、C.I.T.Y.のアンセムとして再録されることに。